けんこうニュース*湧言飛語
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■-*-*-*-*-*-*- 涌言飛語(コラム集) -*-*-*-*-*-*-■

2006年〜2010年


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2008年 1月 79号 2008年 3月 80号 2008年 5月 81号 2008年 7月 82号 2008年 9月 83号 2008年11月 84号
2007年 1月 73号 2007年 3月 74号 2007年 5月 75号 2007年 7月 76号 2007年 9月 77号 2007年11月 78号
2006年 1月 67号 2006年 3月 68号 2006年 5月 69号 2006年 7月 70号 2006年 9月 71号 2006年11月 72号


2006年1月67号 院長

休日診療所と指定管理者制度

いま、医師会と自治体の間で休日診療所を医師会が指定管理者となって運営するかどうかで協議中です。

 自治体の方は、医師会にすべて任せて、出費をなくしたいということらしいのですが、これまで診療所だけで約四百万円、薬局でも約四百万円の赤字がでています。
 一市五町合わせてこの位の出費は地域の休日診療所を確保するために必要だと思います。他地区の話をききますともっと高額になっているようですが、この費用も節減すれば、この地域の休日診療はできなくなります。
 上病院の産科と同じことで、無くなってから騒いでも遅いのです。

2006年3月 68号 院長

最近の国・自治体による事業

今、医師会と市、町の間で新しい問題が起こっています。
四月から施行される、予防介護に関する対象者の判定を医師に依頼し、その判定を無料で行えというものだ。
 今、自治体の財政が逼迫しているのは知っているが、法令で定め新しい事業を開始するのに、無料でやれというのは、あまりにおかしいというのが医師会側の言い分だ。
 休日急患診療所への出費を切ろうというのと同じ発想だ。
 政府が新しい施策として大いに宣伝したものだが、事業はぜひ必要なのだが出費なしであげようということなのか。
 必要なところに、必要な費用を使わないようなことで新しい事業がうまくゆくのだろうか。

2006年5月 69号 院長

狩川がキレイになる

ここ十年位の間、狩川土手が遊歩道として整備されてきていましたが、春木径として桜が植えられて以来、いろいろ工夫が凝らされるようになって来ました。
 ボランティアの方々のご努力によるようです。

 今年は、神崎橋周辺の河川敷全体に菜の花が咲き、両岸の桜も立派になり、中部公民館近くにチューリップも咲き、といった具合ですばらしくキレイになりました。
 夏には、ひまわりも咲いて、ウォーキングに格好な場所になりました。
 本当にすばらしいことだと思います。

2006年7月 70号 院長

あじさい写生

私は以前より道了尊のあじさいをキレイだと思っていました。
うっそうとした林の中に美しく咲くだけにすばらしいと思い、毎年楽しんでいました。今年は開成町のあじさいがあまり良くなかっただけに、道了尊のものは目立ちました。
6月25日の早朝(6時頃)仁王門より少し上のところに車を止め、その前にテーブルとイスを置き、大きな画用紙に直接スケッチをして、ポイントの色塗りをして約一時間で終えました。その後、二晩かけて仕上げました。
早朝の山の中は涼しく、車の通行、人の通行も少なく快適に楽しめました。路上でも、かなり大きな絵を画けるものだと、今後が楽しみになりました。

2006年9月 71号 院長

「介護予防事業
      の検診は無料か」


政府は介護保険の経費を節約するため、法案を通し、新しい介護予防事業をこの四月から始めることとしました。
 その対象者、生活機能が低下している高齢者の選出を、チェックリストと呼ばれる、アンケート調査で行うことにしました。その判定を医師に求めているのですが、当初それを無料でやってくれというのです。政府が決定して、市町が実施をするわけですが、その判定に必要な財源の準備がないということは、これまでないことです。実施しないと市町では、他の事での国からの補助が受けられなくなるということです。
 医師の署名入りで判定を求めた同じ文書に、神奈川県内では、「無料」「千円位」「二千円位」「三千円位」とバラバラな料金が決りました。
 国が実施を決め、実施主体が市町ということでこういう問題が起きています。

2006年11月 72号 院長

国民保護協議会

私はこの会議、南足柄市、開成町、松田町、大井町と4回も出席しました。

この地域が武力攻撃を受けた時、NBC攻撃を受けた時どういう対策をとるのか、各市町で計画を立てるのだそうです。

NBC攻撃とは、何ですか?ときくとNは核、Bは生物兵器、Cは化学兵器だということです。

小泉さんの置土産らしいのですが、こういう攻撃を受けた時、各自治体がどうするか計画を立てるらしい。90頁もある計画書を渡され、問題点があったら申し出て下さいということですが、設定が設定だけに読む気もしない。第二次大戦の末期のようなことをやろうとしているのか?

2007年 1月 73号 院長

箱根駅伝と
メディカルサービス


箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟が開催するもので、運営は学生とOBが協力して行っています。この大会に順天堂大学医学部OBが何かしてやれないかということで、十五年前より、メディカルサービスという形で参加しています。
 テレビの放送などで見ていますと、ゴールへ倒れ込むような選手が多いので、どんなことが起っているのか、と心配されることもあるかと思いますが、選手達は元気ですので、十分も休んでいれば、ヒョイと起き上がって、さっさと帰ってゆきます。私達は実際にはあまりやることがないのです。
 十年近く以前でしょうか、平塚、小田原間で骨折した人が2人いて大変だったことがありますが、それ以後困ったことはほとんど起っていません。今年もアクシデントは全くありませんでした。

2007年 3月 74号 院長

会長在任十年間を振り返って

前半の6年間は、まだ県の事業など少しずつありましたが、後半の4年間では、自治体も不景気に入って県の事業など全くありませんでした。
 しかし、心配された大災害(地震など)はなく、ほんとうに良かったと思います。
丹沢湖の災害は、丁度私の任期外の時でした。
 しかし、私の在任中は、災害対策にほぼ費やされました。
 対策は、一応できあがりましたが、結局はありきたりのものです。
 最後になり、足柄上地区の休日急患診療所を医師会が指定管理者となって引受ける問題が起こりましたが、幸い引受けるということでまとまりました。
 大した実績は上がりませんでしたが、大災害がなかったのが幸いでした。

2007年 5月 75号 院長

老人関係施設開設相次ぐ

最近、この地域で老人関係の施設開設が相次いでいます。
 介護保険の関係で、必要は多くなっているので利用者にとっては好都合です。

しかし、このところは、医療福祉関係団体の設立というより、建設事業が主になっている施設が多いようです。利用者は良く考えて利用を決めましょう。

 その半面、そういう施設は、発足時満杯に近い状態を作ることが義務づけられているようで、発足した段階で、一応満杯になっているようです。それからは、欠員が生じたところへ、新規の入所が、可能となります。ですから、施設で開設するというニュースが入ったところで入所の決断をしないといけなくなっています。

2007年 7月 76号 院長

問題の参院選

医師会では参院選にかなりの票数をある候補のために集めないといけないのだそうです。そうしないと来年3月の保険料の改正でどうなるのか分からないということです。

 同じようなことを30年以上も言われて来て現在に至っています。これまでも、医療関係の予算は減らされつづけてきました。

 現在は、かなり悲惨な状態と考えています。どんな結果になってもこれ以上悪くはならないのでは?という考えもあります。

 しかし、財務省なにかと連なっている委員達は、健康保険システムそのものの民営化を狙っているのかも知れない。アメリカがそうなのだから、今の日本にアメリカ式のやり方は、無理と考えられるのだが。

2007年 9月 77号 院長

暑い夏が終りました

今年の夏は、暑い日が続きました。
 
 その後、急に涼しい日になっています。
 
 このように気候が激変すると、めまい、吐気を中心とした耳の奥の方の器官の乱れによる症状が出ることが多くなります。
 
 普通の年ですとお彼岸頃に多いのですが、今年はもう多くなって来ています。

  こういう症状が出ても、手足が普通に動けば大した病気ではありませんのであわてないで下さい。

2007年 11月 78号 院長

南足柄温泉

 
おんりーゆー
 グリーンサービスの人達がどんぐりの家のところに、温泉を掘り当てたという。
 11月20日よりということだが、すばらしいことだと思う。もう決っていることですが、住民とすれば安い料金で良い施設を利用したいし、宿やホテルの内容を良くすれば、料金が高くなる。
 経営する人達も頭が痛いところだろうと思いますが同時にたいへん楽しみにしています。

2008年 1月 79号 院長 

南足柄温泉

1月3日、親戚の人達と南足柄温泉「おんりーゆー」に行って来た。
 丁度忙しい時間に当たってしまったらしく、係員の人達は右往左往てんてこまいの状況で、バイキング会場など入場困難だった。

 お風呂の方は以前の、どんぐりの家の自然をうまく利用して林の中に配置され大変気持の良いものでした。

 個人の会社による経営のものですが、南足柄市には他にないものなのでみんなでアイデアを出し合って今後さらに良い施設になるよう期待したい。

2008年 3月 80号 院長

「保険の改訂」

この4月、健康保険制度が大きく変ります。
 1つは、後期高齢者医療制度が新たに発足します。
 もう1つ、保険点数が大きく変ります。
 この後期高齢者保険も、政府が新しい財源を加える訳ではなく、利用者の拠出金で運営されます。
 また、保険点数の改訂も、大幅なものの割に、何か効果があるのかハッキリしないものです。
 医療の現場が大変混乱するのは確かですが、それによる改善点などが分かりません。
 無駄な混乱を起し、コンピューターソフトの費用がかかるだけのことになりそうです。
 誰のために行政が行われているのか?
 まったく困ったことです。

2008年 5月 81号 院長

特定健診・保健指導

これまで行われて来た、基本健診は4月より中止となり、特定健診(いわゆるメタボ健診)が行われることになりました。

 これによりますと、健診を行うのは保険者です。
 国保の方は国保で、これまでの基本健診のように行われます。
 社会保険(会社の保険)の方は会社の健保組合が健診を行います。
 
 実際に会社に勤めている方はこれまで通りですが、家族の方は契約医療機関で行わなければなりません。
 しかし、4月からの実施が3月になっても健診の内容、料金が決らず、契約の仕様もない事態です。
 7月頃から実施されるようですが、この頃の厚生労働省はおかしな事ばかりです。

2008年 7月 82号 院長

ハナアオイ・アジサイ祭り

祭りが始るとすぐに見に行った。
 見に行ったのが早すぎたのか、ハナアオイは十分咲いていたが、アジサイの花がまだ少しさびしい感じだった。

 ハナアオイももう少し、約2倍の花の面積がほしい。
 アジサイも年々範囲が広がる感じがほしい。

 こういうことに対して、行政のクールな感じも必要かと思うが、“祭り”といって人を集めるにはもう少しホットな対応が必要か

2008年 9月 83号 院長

福田首相がやめました

その少し前からはじまり、小泉首相の時はっきりした、改革路線が現在行きづまっているのです。
日本の国の経済構造は世界的に見るとかなり変わっているようです。
商工業をはじめ一般的には自由主義経済ですが、農業、医療福祉などかなり社会主義的です。ここをアメリカなどに指摘され、アメリカ的にすべてを自由主義経済的にするよう要求されているということです。
 健康保険なども、自動車保険のように自分で掛ける方式にしてはどうかとそそのかされているということです。そうすると保険会社が儲かるのです。そこにアメリカの会社も参入しようということらしい。
 自動車保険を見れば分かるように、この世界ではアメリカの会社の力は強いのです。そうなれば、政府も企業もお金を出さずに済むので、大歓迎なのです。日本には日本独自のやり方があるのではないでしょうか。

2008年 11月 84号 院長

産科救急の問題

以前よりNICU(難しい産科患者のための施設)が足りないといわれていたが、一向に解決していない。問題はかえって悪化している。

 東京都で起った産婦に脳血管障害が起きた例などはこれにあてはまる。
 小泉内閣の時より、公立病院はなるべく無くして、病院はすべて独立採算制にするようなった。
 しかも、医療費はカットされた。これでは、充分な医療ができる訳がない。
 患者さんの安全より採算を求めたのだった。

 新聞などマスコミも無責任だ。ここまでくるまで、医療費の削減に賛成しておきながら問題が起ると医療体制の悪さを攻撃する。

 医療費を削減して、独立採算制にすれば、不採算部門が削られて行くのは当たり前のことではないか。

2009年 1月 85号 院長

レセプトオンライン化

厚生労働省は、2年後より、すべての医療機関のレセプト請求をインターネットを使ってオンライン化するよう指示している。

各医療機関と保健局を直結にするらしいが、専用のコンピューターを1台使うらしい。コンピューターの用意も、接続もすべて医療機関持ちということだ。(レセプトをオンラインで出すにはレセプトコンピューターを使うことが必要らしい。)
同じ事が韓国ではすでに行われていることも政府強気の原因らしい。
電子化に対応できない数%の医療機関は、切るということらしい。
困る医療機関が集まり集団訴訟に持ち込むらしい。

2009年 3月 86号 院長

特定検診

これまで、基本健康診査といわれていたものが、昨年より「特定健康審査」というものになりました。
 検査項目は大幅に減りました。これまでこういう変化のある時は何かが増え、何かが減るのですが、今回減るものだけです。
 この問題は郵便の問題とほぼ同じ頃審議されましたが、問題なく決ってしまいました。    今年も受診券が五月末頃に発行される関係で検査は六月頃からになってしまい、六月〜二月まで忙しくて困ります。
 特定などという名がつくので何か良い事がありそうですが、特になにもないのです。
 特に南足柄市は以前より腹部超音波検査を特別にやっていたのですが、今回からやらなくなりました。

2009年 5月 87号 院長

新型インフルエンザは強毒性のトリインフルエンザを警戒していたが、少し弱毒性のブタインフルエンザということで、医療の対応もパニックにならないで済んでいるようです。
 しかし、ブタインフルエンザが混じってトリインフルエンザが流行することも警戒しなければなりません。
 現在でも普通のインフルエンザが時々ありますので少し複雑になっています。
 ブタインフルエンザで練習をしておくと、トリインフルエンザが来た時慌てないで済むように思います。しかしブタインフルエンザが日本に入ってこないよう対策をとりましょう。

2009年 7月 88号 院長

特定検診

今年も市町の特定検診の受診券が六月になりやっと発行された。すると検診は6月からとなり、6月・7月・8月の検診の申込みが殺到しています。

これまで南足柄市では、この検診にがん検診を組み合わせることでドック的な意味を持たせていましたが、今度のようにまったくのメタボ検診になってしまいますと、どう組合わせてもドックにはなりません。
受診者との応対に困窮しています。

2009年 9月 89号 院長

レセプトのオンライン化

現在医療機関には一年後にレセプト(保険医療の請求書)のオンライン化が求められています。
 韓国ではすでに行われているのに、日本では十年以上前よりいわれていながら実現していないのです。
 私の所ではすでにレセプトをコンピューターで作っていますのでそれをオンラインで送れば良いだけですがそれでも30万近い費用がかかります。
 それを全部医療機関で持てというのです。
 レセプトをコンピューターで作っていない所などでは200万〜300万もかかります。
 それはできないので医者を止めるという人もいます。現在訴訟になっています。

2009年 11月 90号 院長

太陽熱発電

本年5月、自宅屋上に太陽光発電装置を設置した最大発電4.73KW。
 現在は自宅の電力消費の二分の一を発電している。政府で検討されているように買取電力の料金を2倍にしてくれれば、我が家では自宅の電力消費による費用が同じになるわけです。
 原子力発電所は燃料に問題がありますし、廃棄する時はどうすれば良いのかこれも大変な問題です。太陽熱発電を増やすのが安全なように感じます。
 天気の良い日など消費電力より発電電力の方が勝っている時など楽しい感じになります。

2010年 1月 91号 院長

進まない、ワクチン行政

本年4月より小児用肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ菌b型ワクチン、子宮頸がんワクチンに対し、国が1/2の費用補助をすることになったので、あと1/2を市町で負担すればこの三種類のワクチンが、無償で接種できるということになりましたが、足柄上一市五町では費用負担ができないということで肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ菌b型の接種は見送りとなりました。こうなると接種希望者は全額個人負担で、接種することになるということです。
国も半額だけ負担するというのもみみっちい話ですが、もう半額を市・町が負担できないというのも何かさびしい感じです。
 少子化対策などといいながら、小児の予防接種にお金を出そうとしないなど対策を真剣に考えているのだろうか。

2010年 3月 92号 院長

新型インフルエンザと予防接種

 昨年の終わりから今年にかけて、私達医療機関は新型インフルエンザの予防接種で大混乱しました。
 予防接種優先順位が細かく決められたためでした。一見合理的な様ですが担当した職員は大変でした。一つはワクチンの配布がまちまちで、ワクチンが手に入ってから連絡をして対象者に来てもらう事になりました。
 優先順位といっても医療機関従業員が第一の優先でしたが、老人施設の職員では入るのかどうか、次の順位は重大な基礎疾患を持つ人、ということでしたが、 高血圧はあるが元気な人はどうするのか、ということや10t入りのワクチンを使う時など一日の内に10人以上の方に来てもらわないといけなかったり大変でした。

2010年 5月 93号 院長

健康保険点数の改訂

今年も4月に、健康保険点数の改訂がありました。総額アップということでしたが、病院の勤務医にお金が行くように配慮され、診療所ではダウンのようでした。

 いつでも診療に応ずるという体制をとればダウンにならないで済みそうなのですが、いつでも診療に応ずる体制をハッキリさせるということは精神的にもつらい事です。

 当院では、在宅医療に力を入れていて結局そういう形になっているので、いつでも診療に応ずるということで、診療点数のダウンを防ごうと考えています。

2010年 7月 94号 院長

インフルエンザ対策

昨年のインフルエンザは、春になりやっと消息しました。
 厚生労働省は、その対策が、うまく行ったと評価しているようです。予防接種の重要度別の実施は医療機関に多大な負担がありました。
 その上注射液が残った時などうまく引き取ってもらえず、その費用は医療機関待ちになってしまったこともあるようです。
 今年は一般のインフルエンザ予防接種が新型インフルエンザで行われる様なので、希望者にはすぐ接種できるようになると良いと思います。
 もう三浦の方では集団発生が始まったと聞きます。今年はあまり慌てないで対策ができると良いと思います。

2010年 9月 95号 院長

酷暑

今年の夏は暑かった。
 9月になったが、まだ大変暑い。
 この暑い中でテニスを数回やったが、終わると体重が1kgは落ちていた様だ。
 熱中症症状で来た人や、テレビなどで脅されてか点滴を希望する人が多かった。普段私は「点滴では栄養は入らないよ、水だけだよ」と言ってあまり点滴はしないのですが、今年の8月の第2週には約10名の人に点滴をやった。この「水だけ」が必要だったようだ。
入院した人は何名かいたが、このために死亡した人は幸いなかった。
 しかし、長い間雨が降らず、畑の作物や、庭木なども被害を被っている。
 昔はこういう時に、天皇などが表に出て来られたらしい。それでありがたがられたということでしょうか。

2010年 11月 96号 院長

スローモーな厚生行政

最近、患者さん(家族)より希望があり、当院でも「Hibワクチン接種」を始めました。b型インフルエンザ菌による細菌性髄膜炎の予防のために行います。接種は2〜3ヶ月頃より1才までの間に計4回接種することになっています。三種混合ワクチンとほぼ同様の接種法になります。これを両方やりますと1才までの人は、毎月のように予防接種をしなければならなくなります。三種混合と同1日に、1度に両腕に接種すれば良い様です。
来年度からこの「Hibワクチン」の他、肺炎球菌ワクチン、パピローマウイルスワクチンなどが公費で受けられるようになるらしいです。しかし、必要年令の人は今接種を受けている方が良いと思われます。外国では1本に多くのワクチンが含まれているものがあり簡単に予防接種ができるようになっている国が多い。

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