けんこうニュース*湧言飛語
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■-*-*-*-*-*-*- 涌言飛語(コラム集) -*-*-*-*-*-*-■

2001年〜2005年


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2001年1月 37号 院長

還暦

この1月で私は還暦を迎えます。
役所や会社に勤めた同級生は定年になった人が多いようです。

時代も21世紀に入りましたので、ここで一つのギアチェンジを考えています。

個人的には全体的に生活をゆっくりなペースにもってゆきたいのですが、うまくゆくでしょうか。

診療の面では電子カルテを使うことによって医院全体のコンピューター化をすすめます。

コンピューターを利用することによって医療の質が向上し、仕事も能率化して、ゆとりある診療ができると良いと思います。
これからも皆様に喜んでいただける医療をめざしてゆきたいと思います。<
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2001年3月 38号 院長

ひとつの災害対策

いま医師会と行政の間で、災害時に特別な配慮が必要とされる人々の登録について検討しています。

 寝たきりで在宅医療を受けている人、人工腎臓の透析治療を受けている人、視覚障害などの身体に障害の方などがおもな対象となると思います。

 希望する方に登録をしていただき、その登録をもとに大災害時の対策を立案し、いざ災害の時には、リストを救助機関に提供するというものです。
  
 対象となる方々と接触の多い、医師会が窓口になろうとしていますが、保健センターとか、市役所などでも良いのかも知れません。   
 登録された方々のプライバシーを守りながら、実際役立つ仕事をするのは難しいことです。   
2001年5月 39号 院長

国際交流青少年アドベンチャー

4月15日、足柄ロータリークラブにより昨年に引き続き開催されました。
丸太の森の近くの山に、世界11ヶ国からの留学生と日本の高校生が集まった。

丸太の森にある様なアスレチックの設備を利用して、体操をしたりしながらお互いの理解と協力の精神を育てるプロジェクトだ。

最後には、高さ8メートルの木の上で歩いたり、ジャンプしたりするイベントがある。
女子学生も大した気負いなく参加する様子を見るとさすが海外留学するような人は違うな、との印象を受けた。
好天にめぐまれ、新緑の中楽しい1日だった。

2001年7月 40号 院長

真夏の運動

夏休みに入ると、水泳、サッカー、野球その他いろいろなスポーツの大会が開かれます。

熱闘甲子園などあって、さながらスポーツの季節のように感じます。

しかし、熱い中で運動づることは体のためには良くありません。体温の調節がむずかしく熱中症をおこしやすいからです。

暑いさ中に練習しても、体力の消耗ばかり激しく技術的向上には効果が少ないとされています。

暑い中でのトレーニングや試合はできるだけ避けましょう。
どうしてもやる場合は、コンディションの調整や水分の補給に十分気をつけて下さい。

2001年9月 41号 院長

クラス会

還暦を祝うクラス会を銘打った、高校時代のクラス会が8月末に開かれました。
木曜の夜ということでしたので、私は午後診療を休んででかけました。

大半の人はリタイアしているので曜日はどうでも良かったようです。
これまで会社や事業に専念していた人達が続けていた仕事から離れ、第2の人生へゆっくりと歩きだしている様子が感じられました。

医師の仲間や個人事業をやっている者達は、まだまだ忙しいようですが、それでも物事をゆっくり考えるようになってきているようです。

私達の世代だけでなく世の中全体がゆったりペースになってきているでしょうか

2001年11月 42号 院長

医療費改訂

患者負担増(社会保険本人の窓口での負担を2割から3割にする)ことと医療機関に支払いを1%引き下げることを骨子とした来年度医療費改訂案を政府は決定した。

患者負担が重くなるのだから医療機関も「痛み」を分かち合えということらしいが、負担が減るのは政府だけだ。

医療費の自然増というが、老人人口が増加しているので当然のことだ。
この対策のために、消費税を導入したのだ。消費税は増額しても、医療に対する負担を減らそうというのは虫が良すぎる。自衛隊海外派遣の費用になるのか。

政府が1%という時はいつも実質3%以上になる。倒産する医療機関が多くなることだろう。

2002年 1月 43号 院長

現在日本の医療界は、他の経済分野からすると不況の度合いが少ない、これは制度的に現制されていて、バブルがなかったからだ。

バブルの時代、ボーナス何ヶ月分などと世間が沸いている時期、この世界では以前と変わらない給料に、従業員も経営者も耐えてきた。

現在も大方の医療機関で以前とあまり変わらない給料が支給されているようだ。しかし不況の影響はさけられず、どこでも人員削減に向かっている。

これまで大した行政改革、経済改革を行えなっかった小泉内閣は、このバブルの恩恵を受けなかった医療の世界に寒風を送り、日本の経済を更に冷やそうというのだろうか。

2002年 3月 44号 院長

三方一両損?

今回の診療報酬の改定は三方一両損だと小泉首相は言ってましたが、この三方は患者さん(自己負担が上がる)医療機関(支払いが減る)保険機構(制度が変わる?)ということだった。

結局政府だけが大きく得をするというものだ。
これまでの改訂には、医療の現状に支払いを合わせようという考えが少し認められたが、今回はひどい。
現状を良くしようというものは全くなくなり、とにかく安くあげようというのが、主な思想になっている。
二流、三流の製薬会社のゾロ品と呼ばれている薬を使うと処方料がよけいにもらえる制度などビックリしてしまう。
もちろん当院では品質に不安のあるものは使わない。

2002年 5月 45号 院長

説明と諒解

数年前、川崎の病院で起きた喘息患者の安楽死の問題が新聞などで大きく報道されています。「説明と諒解」がうまく行ってなかったことが問題のようです。

医者は「このままでは患者さんが植物状態で命を永らえ、家族は実りのない負担を強いられる」と考え「患者さんを楽にしてあげましょう」と提案したのですが、家族には内容が理解できていなかったようです。

私のところでも手術を受けた患者さんに「何病で、どんな手術を受けたのか」と聴くと、良く分かっていない人が30%位います。

 医者の間では患者さんに良く説明して諒解していることを確認するよう努力をしていますが、患者さんも、分からないことはハッキリ質問しましょう。こういうことから医療の内容が少しづつでも向上してゆくのではないでしょうか。

2002年 7月 46号 院長

エコノミークラス症候群

数年前でしたが、こんな名前を始めて聞きました。長時間窮屈な姿勢でじっとしていて急に動き出すと、足にできた血や脂肪のかたまりが、肺につかえて死亡したり、重篤な症状をおこす病気をいいます。
飛行機の狭いエコノミーシートに長時間座っていたときや手術を受けた後におきやすいといわれています。
今回のハワイ旅行は母を連れてゆくということがありましたので、初めてビジネスクラスを使いました。
足を伸ばせることと身体をほぼ水平に保てるということがどんなに楽か実感しました。
飛行機料金はエコノミークラスのほぼ2倍です。今回はインターネットでさがし格安料金で行かれましたがこれからも使うことができるでしょうか。

2002年 9月 47号 院長

企業保護

 B・S・E(狂牛病)は外国から輸入した肉骨粉が原因と考えられています。血液製剤によるエイズ、B型肝炎、C型肝炎は血液の中に含まれたウイルスが原因です。
 いずれも、外国では禁止されたものを、日本では使いつづけたために起こりました。
 今回の牛肉偽装の問題も、このBSEさわぎに便乗したものです。
 これらは皆、政府が消費者の利益より企業の利益を優先させているために起こったのです。
 企業の利益を少しだけ守るために、国民に大きな被害を引き起こし、結局は企業にも大きな打撃を与えています。
 政府が企業より、一般国民の安全、消費者の利益を優先させるように転換しなければ、このようなことはいつまでも続くのではないでしょうか。

2002年 11月 48号 院長

いごこちの良い医院

当院はいごこちの良い医院をめざしています。
 できるだけきれいにやわらかい雰囲気をつくり出すことに努めています。

 毎年和田河原の日比野賀一さんが丹精を込めた菊を飾ってくれています。ありがとうございます。
 今年は竹松の飯田一雄さんも、めずらしい菊をお持ち下さいました。

 ゆったりとできるのでは、と考え待合室にやわらかい、低いソファーを置いたのですが、これは立ち上がりにくい欠点があったようです。
 変えることを検討しています。
いごこちが良いの、一番はスタッフの応対だと思います。みんなで努力してゆくつもりです。

2003年 1月 49号 院長 

株式会社の医療界参入

新しい医療技術や新薬が開発されることによって医療費は少しずつでも高くなってゆきます。
この医療費増加を抑えるため、政府は医療の世界に株式会社を参入させようとしています。
アメリカなどからの強い圧力もあるようです。
 株式会社を参入させることによってあらゆる面でのコストダウンを計ろうということです。
これに医師会は反対しています。
株式会社は利潤を求めて行動するのでもうからないことには手を出しません。
小児科や老人医療などが切り捨てられたことになります。
 国立、県立、市立などの公共の医療機関がそういう部門をカバーしなければならなくなります。
結局税金で企業の尻ぬぐいをすることになります。

2003年 3月 50号 院長

怪しい医学知識

テレビや新聞、雑誌などで、怪しい医学的な感じのする知識がばらまかれています。
 体内の陰イオンを増加させると健康に良いといって電気を流すものから、各種の飲み物までありますが、 それらを使っても体内のイオンの分布に変化を与えることはほとんどできません。
 血中の過酸化物質をとりのぞくとか、疲労物質を排除するアレルギーをとる食品やサプリメントといわれるものの話も多くあります。
 こういう物質を食べたり飲んだりしても、その有効成分が体内で増加することはほとんど考えられません。
 結局は毎日の食事をおいしく、いろいろなものをバランス良く食べるということが最も良い健康法だと思います。

2003年 5月 51号 院長

交通の発達と病気

現在、世界を騒がせている新型肺炎の流行も昔であれば「中国の一部で変な病気が流行ったようだ」ということで済んだかも知れない。しかし、交通が発達して、人々の交流が激しくなった現在、こういう一地方で起こった病気が数ヶ月の内に中国内全体にさらに世界に拡がる勢いを示している。
 HIV(エイズ)もこのSARSも人間でない他の動物の間での病気が、どんな理由かは分からないが、急に人間の病気となって拡がって来たものということで、対策が難かしいようだ。
 今のところ、患者を隔離して、新しい患者の発生を防ぐより方法はないらしいが、これも非常にむずかしいことだ。
 工業製品も農産物も中国に多く依存している日本に強い警告が発せられているのか。

2003年 7月 52号 院長

5月より介護保険の介護審査の方法が変更された。

これまで、コンピューターによる判定は機能が十分でないという理由で審査委員の意見で介護度の変更が比較的楽にできた。

これからは十分データーに裏付けられた方法がとられるとして、コンピューターによる判定の変更があまりできないことになった。

調査員の調査結果がほぼ前回と同様でも、1段階位低い数字が出ることが多い。(政府の政策によるものと思うが、そういう意図はないとのことである)
対象の方は年令が増し、介護は手がかかるようになっているはずなのに、介護度が低く出た場合審査の委員は何とか理由をつけて以前と同じ介護度を保つよう苦労している。

2003年 9月 53号 院長

ミネラルウォーター

一般にびん詰の水をミネラルウォーターと呼んでいますが、その内容はずいぶんいろいろあるようです。
外国製のものでは、水をそのままびん詰にしただけのものがありますので、水の中に含まれているミネラルがそのまま残っているものもあるそうです。
 日本で作られているものは、びん詰めする前に加熱殺菌することが義務づけられていますので、水の中に含まれているミネラル類が化学変化を起こしてしまっているそうです。
 また、アルカリイオン水を飲んだとしても、それがそのまま体の中に入るわけでもないので、体にいい水といってもあまり意味はないと思います。
 天然の井戸水、湧水でおいしいものを飲むのは幸福なことと思いますが、体にいいかということからは意味は少ないと思います。

2003年 11月 54号 院長

健康食品

「酢は体に良い」「ブルーベリーは眼に良い」「ワインは老化の防止になる」など一般に信じられています。
酢が体に良い、ブルーベリーは眼に良い理由は分からないということです。
またお茶やワインに含まれるポリフェノール類が「体に良い」といわれていますが、これは食物の酸化を防ぐ物質ですが、それを飲んでも体の中での酸化を防ぐ効果が高くなったということは証明されていません。
また「ヤセル食品」というものもありますが、効果が疑問なのと体に害があることが考えられるものがあったりでおすすめできません。
「体に良い」ということはいろいろなものを適当量食べ、できるだけ運動をするということです。

2004年 1月 55号 院長

小泉改革

小泉首相はなんでも日本をアメリカ並にしたいらしい。
医療保険制度などは、どう見ても日本の方がアメリカより優っている。
それでもアメリカ並にしたいらしい。
またアメリカよりの圧力に弱い。
 アメリカの医療の最低線は、慈善活動で支えられているということだ。
 多くの病院が寄付金で支えられている。
企業などが収益金の一部を医療機関などに寄附すると、その分は課税対象からはずされる。
自分の税金を自分の望む所に配分できるシステムとも言える。
こういうシステムなしに、保険制度だけをアメリカ並に悪くするというのは国民にとっても、医療機関にとってもまさに死活問題だ。

2004年 3月 56号 院長

痴呆の方との接し方

このテーマで、専門家と医療関係者で話し合う機会がありました。
 痴呆のおとしよりに接する時、できるだけ、自信をもてるようにまた敬意の心を持って接するのが大切ということでした。

 しかし一般には、夫婦と子供二人の中におとしよりが入ると、生活のテンポにズレがおこります。
 このズレがだんだん大きくなり、お互いにイライラすることになるようです。

 痴呆はあるが特に病気のない方をお世話する施設としてグループホームがあります。
 この地域でも少しずつできて来ました。このグループホームですと、同じような方々が集まっているので、利用の方々は安心できるようです。
 この施設には利用者と同人数位の職員が必要です。

2004年 5月 57号 院長

医政活動

今年も4月より健康保険点数の改訂がありました。 小児科の時間外診療の点数が増え、全体的にはプラスマイナス0ですので内科系などはマイナスとなります。
 このためにコンピューターのソフトをかえなければなりません。余計な費用がかかります。  
 こういうことにならないようにするためには問題になっている歯科医師会長のように強い政治力とお金が必要なのでしょうか。

 小児科診療は全体的に保険点数が低く、どの病院でも不採算部門とされていることから、医師も少なくなり、病院での担当医も減らされています。

 こういう時に時間外診療の点数だけ上げられても時間外診療を担当する医師が確保できない状況です。

2004年 7月 58号 院長

小泉首相の暴挙

今回アメリカで行われたサミットの終りに、小泉首相は自衛隊の多国籍軍参加の発言をしました。これについては、後で何とか辻褄を合わせたようですが、現情では憲法違犯のようなことです。

 首相は郵政、金融、道路などの改革について、厳しい態度で実施するようなことをいいましたが、どれも効果をあげていません。

 医療の改革だけは、医療費の患者負担の増加、医療保険点数の引き下げなど、抵抗の少ない所では実施されています。その他医療への株式会社の参入など、アメリカの悪い制度まで日本に実現しようとしています。
 競争の原理で医療費の削減を目指すつもりのようですが、アメリカの方が医療費は高いのですから、アメリカの制度を入れることにより、医療費がさがるとは考えられません。

2004年 9月 59号 院長

暑い夏

今年の夏は暑かった・・・
 皆そう言います。その割には雨も適当に降り、私は庭に水撒をしないで済みました。

 こういう時は、野菜も稲も良かったのではと思っていましたが、実際に作っている人達の話を聴きますとそれ程良くはなかったらしい。日中の温度が高すぎたのではないかという事でした。

 お盆過ぎから、急に涼しくなり、台風も来て大分秋らしくなりました。めまい、頭痛の人が多くなっています。

 今年は狩川の土手にきれいにひまわりが咲きました。一斉に咲いて、今は種ができて重いのか、一斉に頭を下げています。
 実るほど頭を低くするのは稲だけではないのですね。

2004年 11月 60号 院長

新潟県中越地震は、余震が長く続き、被災者は避難生活が大変そうです。

現在、当地域の三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)は災害時に協同して救護活動をしようということで行政と話し合い中です。

その話し合いの中で、行政は、すぐに阪神淡路の地震をモデルに考えていて、その規模のものでは医療機関も被災者になってしまいます。

この度の地震では、当地域で起こりそうな規模のものが、この地区と似たような地形のところに起こりましたので、状態を良く検討することは、当地区地震対策の良い参考になると思います。
救助活動に参加された上病院の宮本先生などより良くお話を伺いたいと思います。

2005年 1月 61号 院長

今年の始まりは、お天気も良く、おだやかな年明けといえそうです。
 病気の方も、インフルエンザの流行もなく、医療機関もおだやかな年明けとなっています。

 昨年の中越地震の被災地では、まだまだ復旧作業が続いているようです。
 幸い、この地区では大した災害に見舞われずに済んでいますが、この地震の教訓を生かし、この地域での災害時救急のプランを作りあげたいと考えます。

三師会「医師会、歯科医師会、薬剤師会」と行政の担当者で2月1日に現地で救護活動をして来た人達の報告会を開きます。

 平穏な間に対策を十分に考えましょう。

2005年 3月 62号 院長

高血圧で診療に来た患者さんに薬を服むかどうか話していたら、さんざん迷った後で「薬を服みます」ということになった。
 その方から、先生これを読んでみて下さいといわれ本が渡された。その題名は「薬をやめると病気は治る」というものでした。
 読んでみると、ステロイド剤や鎮痛剤を長期使うといろいろむずかしい病気が起こるというものでした。これにはたいていの医師は賛成です。
 しかし、病気のほとんどは薬が原因で起きているように感じられるように書かれています。
 たしかに本にあるように、薬を服むということは一方に良くても悪い反面があるのです。医師は、患者さんが薬を服んだ時プラスのほうがマイナスよりはるかに多いと判断した時に薬を出すことになるのです。 これが医師の仕事です。

2005年 5月 63号 院長

リハビリはむずかしい

3月4日午後、急に目眩が始まり、以後1週間入院した。
 最初の2日間は、全くというほど動きがとれなかった。
 3日後以後リハビリが始まったが、この頃はまだ普通に歩けるが心配だった。 1週間で点滴は終り退院したが以後まだフラフラしていた。

 1ヵ月後、ほぼ正常に戻り、病院からも全快といわれた。
 約2ヶ月後となり、自動車の運転も少しずつ始めた。
 まだ、テニスなどはできないが、普通に動ける事を喜び、感謝している。
 転んで骨折でもしたらと、注意しなければいけないが注意しすぎると運動能力の回復は遅くなる。

2005年 7月 64号 院長

介護保険の改訂

新しい介護保険法が来年より実施されます。

 要介護@、要支援の人を半分に減らして、施設の利用者を減らし、保険での出費を減らすことを考えています。

 その半面介護予防を市や町の事業としてやるように指示していますが、これはかなり難しい。年令が進む人の運動能力を落とさないように、しかもケガをしないように指導することができるのでしょうか。

 ウォーキングや水泳などが安全な運動ですが、これ等も高令者が長く続けるのは大変です。

 私は介護予防は非常に難しいし、個人の努力でやることだと考えています。


2005年 9月 65号 院長

だまされてはいけない小泉マジック

小泉首相は郵政改革法案が参議院で否決された時、衆議院を解散して総選挙にした。
この郵政改革は、実際にどういうことかハッキリせず、《改革は良いのか》ということで賛否が半ばしている。民主党の態度もハッキリしないということで選挙に持ち込んだのだろう。

この時期、北朝鮮問題、イラクの自衛隊の問題などうまく解決できない問題が山積している。これを先のばしするにも好都合だ。

小泉政権のやったことを評価すれば、自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題、中国問題、どれも成果なし、道路公団民営化は骨抜き、医療制度の問題はアメリカ系企業の言いなりで、アメリカの悪い制度を導入している。
 この結果で投票すれば落第だ。

2005年 11月 66号 院長

新介護保険法

介護保険の制度が始まって、3 年を経過した。
 保健の利用者が激増して、財政が破綻しそうになっているという。
 現在は介護保険の対象者にサービスを提供することが目的になっていますので、サービスが過剰になってきていると考えられているようです。
 そこで、来年3月から、介護度が進まないことを目標にした介護保険制度にするということです。
 しかし、その実施方法は、市や町に委ねられています。
 年令が上昇してゆく高齢者の介護度が進まないような対策など非常に難しいと思います。
 それを、財政難の市や町にやらせようとしても無理な話だと思われます。
 うまくゆくでしょうか。



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