・平成9年の花粉症は‥ 前年の夏の猛暑の影響でこの年はスギ花粉が多くなり、花粉症の始まりも早く、症状も強いことが予測されていましたが、実際には2月の第3週より始まり、第4週頃から本格化していました。 ・花粉症とは‥ スギ、イネ、ブタクサなどの花粉が鼻や目などに接触することによって起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻の症状と、涙が出る、眼がかゆい等の目の症状が主なもので、咳や喘息発作など呼吸器の症状を加えた体の変調をいいます。 花粉症はここ20年来多くなって来ました。また花粉はだれもが同じように吸っているわけですが、症状を出す人と出さない人がいます。こういうことから原因としては、花粉+何か(排気ガス?)と、その人の体質によることが考えられてます。 ・花粉症対策‥ 花粉を減らすことは難しいし体質を変えるのも難しいので、根本的治療法はありません。生命に関わりはありませんので症状を軽減し楽に過ごすのが目的です。 ・花粉症のために当院の作戦 -抗アレルギー剤を組み合わせて- 1.朝夕(または、朝1回)持続性の抗アレルギー剤を服用します。眠気のほとんどない抗アレルギー剤ができましたので怪しい期間は1年中服用が出来るようになりました。 2.症状の強い時‥ 効き目の強い抗アレルギー剤。眠くなるものが多いので主として夜等に使います。 3.注射 1週間1回または、10日に1回筋肉注射をすると有効です。1シーズン2〜3回で良いと思いますが、5〜6回必要な人もいます。 4.鼻腔内噴霧剤 鼻づまりに強い人に使います。 5.点眼剤 涙が出る、目がかゆい、目が熱くなるなど、目の症状の強い人につかいます。 これらの薬剤をうまく組み合わせて使えば、眠気、だるさなどほとんどなく、くしゃみ、鼻水、目がかゆいなどの症状は生活にわずらわしくねい程度まで軽減できます。 |
長期にわたって続く花粉症 当院で花粉症でお悩みの方に、その対策についてのアンケート調査してみました。 ■布団、洗濯物は外に干さない。 ■掃除機はかけない。 ■寝るときはタオルを口にかけている ■羽毛、ペットはダメ。 ■うすい食塩水で鼻を洗う。 ■うすい食塩水でうがいをする。 ■衣服をはたいて室内に入る。 ■マスク、メガネを着用。 ■その他 ・家族の中で自分だけなので 花粉症の理解がなくてつらい ・薬と注射だけで特に対策はなし ・今年始めてなった |